鳥取・米子ホテル支配人殺害 最高裁が2審の無罪判決を取り消し 

2018/07/13(金) 19:54:14.77
鳥取・米子ホ

 9年前、鳥取県米子市のホテルで支配人を襲い、現金を奪ったなどとして強盗殺人の罪に問われた被告の裁判で、最高裁判所は2審の無罪判決を取り消し、広島高等裁判所で審理をやり直すよう命じました。

 平成21年9月、鳥取県米子市のホテルの事務所で、当時54歳の支配人が暴行を受けて現金を奪われ、6年後に死亡した事件では、元従業員の石田美実被告(61)が強盗殺人の罪に問われています。

 被告は無罪を主張していますが、1審は、被告が事件の翌日に、現場から盗まれた金に近い千円札230枚を口座に入金したことなどから、殺人と窃盗の罪を適用して懲役18年の判決を言い渡しました。

 一方、2審は「元従業員が犯人だという証明は十分ではない」として、無罪を言い渡していました。

 13日の判決で、最高裁判所第2小法廷の鬼丸かおる裁判長は「2審の判決は千円札を入金している事実など、被告が犯人だと推認される事情を検討した形跡がうかがえない。状況証拠によって認められる事実が総合的に検討されていない」と指摘し、無罪判決を取り消し、広島高等裁判所で審理をやり直すよう命じました。

NHK NEWS WEB 2018年7月13日 19時50分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180713/k10011532181000.html

2名無しさん@1周年2018/07/13(金) 19:55:14.28
オーマイコ…
3名無しさん@1周年2018/07/13(金) 19:56:51.59
鬼丸……
4名無しさん@1周年2018/07/13(金) 20:01:04.31
>状況証拠によって認められる事実
ってどういう意味?
5名無しさん@1周年2018/07/13(金) 20:01:55.14
最高裁判決の要旨(最判平30・7・13、>>1判決)

1 第一審判決(強盗の故意を否定し殺人罪と窃盗罪を認定して有罪、懲役18年)

第一審判決(鳥取地判平28・7・20)は、次の(1)〜(3)までの事情を中心に、同(4)の諸事情も
総合考慮して、被告人が本件の犯人であると結論付けたものと解される。

(1) 犯人による奪取と近接した時間帯に被告人が大量の千円札を所持し、
  自己の口座に入金していたこと

? 本件の犯人は、本件事務所から少なくとも二百数十枚の千円札を含む約26万8000円の
  現金を奪取したと認められる。
? 被告人は、本件発生から約12時間後、ATMから自己名義の預金口座に230枚の千円札を
  入金している。
? 日常生活において、上記(1)?のような大量の千円札を持ち合わせることは通常ないと
  考えられることも併せると、被告人が、偶然に、本件とごく近接した時間帯にこれらの
  千円札を所持し、入金したとは考え難く、上記?、?の事実は、特段の事情がない限り、
  被告人が本件の犯人であることを強く推認させる。
? 大量の千円札を所持していたことに関する被告人の弁解には、種々の不合理な点があって
  信用できない。

(2) 被告人には本件犯行に及ぶ機会があったこと

? 本件は,当日午後9時34分頃から午後10時12分頃の数分前までの間に発生したと認められる。
? 被告人は,午後8時頃,本件ホテルの従業員であるBから電話で依頼を受け、午後9時13分頃、
  本件ホテル周辺に到着し、午後10時頃、本件ホテルの従業員用出入口付近で本件ホテルの
  従業員であるCと出会ったと認められる。

(3) 犯人は本件ホテルの内部構造や施錠状況等に関する知識を有していたと推認されること

? 本件事務所は、1階部分に客室専用駐車場が設けられていないほかは、建物の外側から見て
  他の客室と特段の違いはない上、その位置関係や本件ホテルの施錠状況等に照らし、本件ホテル
  の内部構造を知らない者にとっては、本件ホテルの建物内で最もアクセスしにくい場所であった。
? 本件ホテルの内部構造や施錠状況等に関する知識があった被告人は、上記?の間接事実等から
  推認される犯人像に合致する。

(4) その他の諸事情

? 被告人が本件直後に県外へ移動し、妻や交際相手との音信を絶ち、警察官からの出頭要請を
  無視していたという一連の行動は、本件による検挙を恐れての逃走と評価できる。
? 被告人以外の本件ホテルの従業員が本件犯行を行った可能性は認められないという事実関係が
  同時に存在することについては、被告人が犯人であると考えなければ合理的な説明がつかない。

2 控訴審判決(無罪)

(1) 第一審判決に対する控訴

? 検察官は、強盗殺人罪の成立を否定して殺人罪及び窃盗罪を認定した点の事実誤認を
  理由として控訴
? 弁護人は、被告人を殺人罪及び窃盗罪の犯人と認定した点の事実誤認等を理由として控訴

(2) 控訴審判決(広島高松江支判平29・3・27)は、被告人を犯人と認定した第1審判決には
  事実誤認があるとして弁護人の控訴趣意をいれ、検察官の控訴趣意について検討する
  ことなく第一審判決を破棄し、被告人に対し無罪の言渡しをした。
6名無しさん@1周年2018/07/13(金) 20:02:26.50
裁判やり直しとか面倒くさい
最高裁自ら判決出せないの?
また高裁で無罪出したら無限ループじゃん
7名無しさん@1周年2018/07/13(金) 20:03:16.66
>>5の続き
3 最高裁判決(破棄差戻し)

控訴審判決(前記2、>>5)は、第一審判決(前記1、>>5)の事実認定について、
「論理則,経験則等に照らして不合理であること」(最判平24・2・13刑集66巻4号482頁)を
十分に示したものとは評価できない。

第一審判決は、前記1(1)から(3)までの事情を中心に、同(4)の諸事情も総合考慮して、被告人が
本件の犯人であると結論付けたものと解される。これに対し、控訴審判決は、以下の(1)〜(3)に
詳述するとおり、全体として、第一審判決の説示を分断して個別に検討するのみで、情況証拠に
よって認められる一定の推認力を有する間接事実の総合評価という観点からの検討を欠いている。

第一審判決に事実誤認があるとした原判断(控訴審の判断)には刑訴法382条の解釈適用を
誤った違法があり、この違法が判決に影響を及ぼすことは明らかであって、原判決(控訴審判決)を
破棄しなければ著しく正義に反するものと認められる。

(1) 犯人による奪取と近接した時間帯に被告人が大量の千円札を所持し、自己の口座に
  入金していたこと(前記1(1)?、?の事実)の推認力(前記1(1)?)について

? 日常生活において、230枚もの千円札を持ち合わせることが通常ないことは第一審判決が
  指摘するとおりである。
? 本件犯人が本件ホテルから二百数十枚の千円札を盗み、その約12時間後である金融機関の
  開店直後の時間帯に、被告人が230枚の千円札をATM(証拠によれば、米子市内の金融
  機関のものと認められる)で入金しているという客観的事実は、それ自体、これらの千円札の
  同一性、ひいては被告人の犯人性を相当程度推認させる事情となり得るはずであるが、
  原判決がそのような観点からこれらの事情を検討した形跡は判文上うかがえない。
? これらの客観的事実による推認力は、被告人が230枚の千円札を本件とは別の事情から
  有していた可能性との兼ね合いで判断されるべきものである。
? 第一審判決は、被告人が説明する千円札所持の経緯に関し、当事者双方の主張立証を
  踏まえて検討した上で信用性を否定し、さらに、他の間接事実をも総合考慮した上で被告人が
  犯人であると結論付けていることが判文上明らかであって、それらを全体としてみれば、
  第一審判決の判断枠組みが無罪推定の原則に反するとの控訴審判決の指摘は当を得ない。
8名無しさん@1周年2018/07/13(金) 20:03:43.58
>>4
千円札だけで23万円を入金した。盗まれた金額がそれに近く1000円札ばっか
だった。って事かね?
9名無しさん@1周年2018/07/13(金) 20:05:14.25
ていうことは無罪は無いってことかね
10名無しさん@1周年2018/07/13(金) 20:05:23.18
>>7の続き
(2) 大量の千円札を所持していたことに関する被告人の弁解の信用性(前記1(1)?)について

? 第一審判決は、千円札所持の経緯に関する被告人の説明について、要旨、次の(a)〜(c)の
  理由から信用できないとしたものである。

(a) 本件ホテルの従業員らの証言や出納票などによれば、被告人が、ドロワー現金の
  両替・補充等のため、個人的に大量の千円札を所持しておく必要があったとは考え難い。
(b) 被告人は、業務のため大量の千円札が必要であったと言いながら、本件当時は近々
  休職から復帰予定だったというのに、事件直後になって突然千円札を手放した理由につき
  合理的な説明もない。
(c) 被告人は、自宅の借地代や公共料金の滞納を続け、本件の2か月程前から妻に生活費を
  渡さず、本件の4日前に妻から生活費を要求された際は5000円しか渡さなかったというので
  あるから、20万円超の小遣いを貯め込んでいたということ自体が相当に疑わしい。

? これに対し、控訴審判決は、「230枚の千円札の入手経路に関する弁護人らの主張ないし
  被告人の供述について,これらを虚偽として排斥できるかどうかを検討する」とした上で、
  第一審判決の説示を分断し、被告人の説明の信用性が否定できない理由をほとんど
  示さないまま、被告人の説明によれば第一審判決の判断は不合理であるなどと結論付けて
  いる部分が見受けられ、被告人供述の信用性を否定した第一審判決の前記1(1)?の判断が
  不合理であることを具体的に示したものとは評価できない。

(3) 被告人には本件犯行に及ぶ機会があったこと(前記1(2))について

? 控訴審判決は、「被告人には本件犯行に及ぶ機会があった」と認定した第一審判決の認定が
  不合理とはいえないとしつつ、その事実のみで被告人が犯人であると推認できないことは
  明らかであるとしている。

? しかし、第一審判決が認定した事実関係によれば、本件犯行が発生した時間帯に被告人が
  本件ホテル付近にいたというのであるから、このことは、前記1(1)の事情(犯人による奪取と
  近接した時間帯に被告人が大量の千円札を所持し、自己の口座に入金していたこと)とも
  あいまって、その頃に本件ホテルで発生した本件への被告人の関与を相当程度推認させる
  事情となり得るはずであるが、控訴審判決がそのような観点からこれらの事情を総合考慮した
  形跡も判文上うかがえない。
11名無しさん@1周年2018/07/13(金) 20:08:07.96
かおるちゃん