これで被害「サル」?…オリは軽トラ荷台一体型

2017/11/26(日) 15:16:29.05
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http://yomiuri.co.jp/national/20171126-OYT1T50067.html

 和歌山県日高地方で最も多い猿による農作物被害の対策にと、軽トラックの荷台と一体型で組み立てたまま移動できるオリを、県日高振興局の職員らが考案した。

機動性が高く、遠隔操作で扉を閉める手間も要らないのが特長。12月初めにも日高川町内に設置し、効果が確認されれば管内全域で導入を進めたいという。

 県によると、県内全体の鳥獣被害は昨年度、約3億2800万円に上る。原因はイノシシが最多52%で、次いで鹿16%、猿14%だった。これに対し、日高地方(被害額約4800万円)では猿が38%を占め、3年連続で原因の1位になっている。

 これまで、県は据え付け型の捕獲用オリ(幅・奥行き各4〜7メートル程度)を各自治体に貸し出してきた。インターネットを活用し、猿がオリに侵入するとメールで通知が届き、遠隔操作で扉を閉める仕組み。しかし、別の場所に設置するには、いったん解体して移動させて再び据え付けるという作業に丸1日かかり、機動性を欠くのが難点だった。

 考案したオリ(幅1・4メートル、奥行き1・9メートル、重さ約165キロ)は、軽トラックの荷台に載せたまま使え、地面に設置することもできる。天井の中央に侵入口(幅0・8メートル、奥行き1・2メートル)を備え、底から侵入口までの高さは2・5メートルもあることから、いくら猿が跳び上がっても、逃げることはできないという。

 同振興局農業水産振興課の担当者は「群れの近くに迅速に設置でき、効果が期待できる。車ごと置いて近寄るのかなどを試し、従来の大型オリと併用して少しでも農作物の被害を減らせたら」と話している。(森本寿夫)

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